簡易書留は引き受け・受け取りが記録され、万が一紛失した場合には5万円までの実損額を賠償してくれるサービスです。
商品券や現金、大切な書類を送る際に使用することがあるサービスですが、出し方や書き方が気になるところですね。
結論から言うと、封筒は自分で用意しなければいけませんが、宛名の書き方などはほとんど普通郵便と変わりません。
また、出す際にも郵便局の窓口やゆうゆう窓口を利用することができ、普通郵便と違う点はプラスで料金がかかるという点のみです。
こちらはクッション素材つきの封筒なので割れ物を送る際に便利です♪
この記事では、簡易書留の出し方の詳細、手書きの際や裏面の書き方の注意点やゆうゆう窓口は土日もOKかや封筒はなんでもいいか解説します。
簡易書留の出し方。コンビニはOK?郵便局やゆうゆう窓口、速達での出し方も解説!
ここからは簡易書留の出し方、コンビニはOKなのか、郵便局やゆうゆう窓口、速達での出し方も一緒に解説します。
コンビニ
現在、コンビニではいろいろな郵送サービスを行っていますが、簡易書留については郵送サービスがありません。
コンビニでは受け付けていないので利用の際には注意しましょう。
ポスト投函
ポスト投函もコンビニ同様、簡易書留を郵送することはできません。
そもそも、引き受け・受け取り・配送の状況を確認できるのが、書留サービスなのでポスト投函では難しいですよね。
郵便局
郵便局では簡易書留サービスを利用することができます。
まず、郵便局に足を運んだら、窓口にて「書留・特定記録郵便物等差出票」をもらいましょう。
上記の票を受け取るには窓口の受付の方に書留を出したいことを伝える方法でOKです。
その後、送付したい郵便物と「書留・特定記録郵便物等差出票」を一緒に持って窓口に行きましょう。
その際、切手を貼っていない方は切手代、そして書留代もここで支払います。
「引受番号(問い合わせ番号)」が記載された受領証を受け取ったら手続きの完了です。
ゆうゆう窓口は土日もOKか解説
コンビニやポスト投函は不可な簡易書留ですが、ゆうゆう窓口は配達受付をしています。
簡易書留の出し方はゆうゆう窓口も郵便局と同じです。
ゆうゆう窓口が便利な点は、郵便局よりも比較的営業時間が長く、土日も夕方までの利用がOKなところです。
急ぎな郵送の場合にはゆうゆう窓口を利用するといいですね。
速達での出し方
簡易書留は速達で出すことも可能で、普通郵便の金額プラス簡易書留の料金(320円)プラス速達料(260円~)の費用がかかります。
通常の簡易書留を郵送する場合と同様、郵便局またはゆうゆう窓口から出すことができ、簡易書留を速達で出したいと伝えます。
簡易書留を速達で出すことで通常の場合よりも半日程度早く郵送することができます。
返信用封筒を簡易書留にしたい場合は返信用封筒に簡易書留代分の追加切手を貼り、簡易書留のスタンプを押す、または手書きで簡易書留と記入することで簡易書留扱いになります。
また、簡易書留を本人以外の人が代理で受け取る場合は、宛名本人の委任状と身分証明書、代理人の身分証明書と印鑑が必要となるので気を付けましょう。
簡易書留の書き方の注意点!手書きの際の宛名の向きや住所の位置等をご紹介
ここからは簡易書留の書き方の注意点、手書きの際の宛名の向きや住所の位置などをご紹介します。
冒頭でも少し触れましたが、簡易書留には専用の封筒はないため、ご自身で用意します。
宛名は封筒の表面の郵便番号下あたり、封筒右上部から中央にかけて書きます。
会社宛であれば「御中」、個人の場合は「様」や「先生」など敬称を間違えないように注意しましょう。
自分の住所や名前は封筒の裏面に記載し、宛名の向きは封筒の形にしたがって下記、縦ならば縦書き、横ならば横書きにしましょう。
また、住所や宛名を書く際には黒のボールペンを使って書き、「簡易書留」の部分だけ、朱書きにします。
基本的には普通郵便を出す際と書き方は同じですが、朱書きをする部分には気を付けましょう。
簡易書留の裏面の書き方の注意点
ここからは簡易書留の裏面の書き方の注意点をご紹介します。
まず、先ほども少し触れたように自分の住所や名前は封筒の裏面に記載します。
敬称はいらないこと、表面の宛名よりも小さな字で記載します。
縦書きでは書き方が2種あり、封筒の左半分に住所名前を記載する場合と封筒の右半分に住所、左半分に名前を記載する場合があります。
どちらを選んでもかまいません。
また、封筒が横書きの場合は封筒下部分1/3におさまるように住所名前を記載します。
そして、縦書き・横書き共通ですが、左上に郵送した日付を記載します。
普通郵便と少し違う点があるので、書き方を知っておくと戸惑うことなく便利ですね。
簡易書留の封筒はなんでもいいか?専用封筒はある?用途別サイズを解説
ここからは簡易書留の封筒はなんでもいいか、専用封筒はあるのか、用途別サイズを解説します。
簡易書留の書き方が普通郵便とほとんど変わらないことと同様、封筒もどんなものを選んでも大丈夫ですので、専用封筒はありません。
ただし、大切な書類が封筒のサイズ感に合わないなんてことがあってしまうと困るので、サイズ選びには気を付けましょう。
郵便局で販売されている封筒のサイズは全部で5種類あります。
・長形(なががた)封筒
長形3号・・・120×235(A4サイズの3つ折りがピッタリ)
長形40号・・・90×225(A4サイズを4つ折りでピッタリ)
長形4号・・・90×205(B5サイズを3つ折りでピッタリ)
納品書や請求書など、手紙を3つ折りや4つ折りにして送付したい場合はこの長形がおすすめです。
・角形(かくがた)封筒
角形2号・・・240×332
角形は履歴書や願書を送付する際におすすめのサイズです。
茶封筒はビジネス用、白い封筒は願書用と知っておくと使い分けができて便利です。
・洋形(ようがた)封筒
洋形2号・・・162×114(はがきサイズで横型)
招待状などカードタイプのものを送る際には洋形がおすすめです。
用途に合ったサイズをきちんと選び、相手に失礼のない郵便物を送りましょう。
簡易書留とは何ですか?書留との違いも解説!
ここからは簡易書留とは何か、書留との違いも解説します。
そもそも書留が大きなカテゴリーとなっており、その中に一般書留・現金書留・簡易書留と種類があります。
書留とは、現金や金券類、宝飾品、重要書類などを送る場合に使用する特殊郵便物のことで、郵送中に紛失や破損があった場合、一般書留では500万円、現金書留では50万円を上限に賠償してくれます。
簡易書留はその名の通り、一般書留の簡易版で、郵送代も一般書留よりコストがかからない分、賠償額も上限が5万円となります。
また、引き受け・受け取りの記録も、書留は「引き受け・取集・中継・受け取り・配送完了」の記録を残しますが、簡易書留は「引き受け・受け取り・配達完了」の記録のみになります。
郵便物の重要度で書留と簡易書留の使いわけをしている方は多くいるでしょう。
簡易書留の料金をご紹介
ここからは簡易書留の料金をご紹介します。
簡易書留の料金は普通郵便に320円をプラスした値段になります。
ですので、84円の郵便を送る場合はそこに320円を足して404円となります。
まとめ
・簡易書留は郵便局、ゆうゆう窓口を利用して送ることができる
コンビニやポストでは受付していないので気を付けること
・簡易書留の書き方は普通郵便とほとんど違いはないが、宛名の敬称に気を付けること、自分の名前は封筒の裏に書くこと、封筒の裏側、左上に郵送した日付を忘れずに記入すること
・簡易書留を利用する際は書類にあったサイズを選んで送付すること
簡易書留を出す際、書き方や出す場所を注意さえすれば普通郵便とほとんど変わらないことが分かりました。
簡易書留を利用できる場所、書き方、封筒のサイズもご紹介したので、簡易書留を出す際にはこの記事を参考にしてみてください。
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